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窓辺の男性

有意義な休日を過ごすコツ

自分なりの「充実した休み」を探そう

何気ない会話の中で、「休みの日って何してるんですか?」と聞かれて、言葉に詰まってしまうという人も少なくないかもしれません。惰眠をむさぼったり、ゴロゴロしたり、ネットサーフィンをしたり……こんな休日も、それはそれで充実した過ごし方といえます。

とはいえ、「休日を無駄にしているかも」という罪悪感に苛まれることがあるのも確かです。たまには、誰かに自慢できるような、充実した休日を過ごしたいもの。

ここでは、充実した休日を送るためのコツと、有意義な休日の過ごし方をいくつか紹介します。

休日のやること探し

まずは、どのように休日を過ごすのか決めなくてはいけません。他人の休日を見て、それを真似するのも良いですが、最終的には自分に合った休日の過ごし方を見つける必要があります。

休日を有意義に過ごすための前準備として、以下3点のことにトライしてみるところから初めてみましょう。

平日と同じ時間に起きてみよう

やることがなくても、とりあえず、平日いつも起きている時間帯に起きるところから始めてみましょう。これをするかしないかで、休日を元気に過ごすモチベーションが全く変わってきます。

休日になると、いつもよりも眠り込んでしまったり、予定がないからと二度寝を決め込んだりしてしまう人も多いでしょう。目が覚めたところで、外出する予定もないからとベッドの上でダラダラ過ごす人もいるかもしれません。

しかし、起きる時間が遅くなると、「新しいことをやろう!」という気持ちが湧きにくくなります。休日にもかかわらずいつも通りの時間に起きると、なんだか清々しい気持ちになって、「せっかくの休みだし、何かやってみるか」という気持ちがふつふつと湧いてくるでしょう。

予定がないと行動しにくいという人は、とりあえず近くのカフェや図書館に行くと決めておくのもいいかもしれません。

午前中はスマホを触らないようにする

朝起きてからスマホを触ると、午前中はずっとスマホとにらめっこをする羽目になります。日付確認や眠気覚ましのために、少しの時間だけ見るのは構わないですが、そこからずるずるとスマホから離れられなくなってしまうようでは、有意義な休日を過ごせるはずもありません。どうにかして、午前中はなるべくスマホを触らないようにするのを心掛けましょう。

おすすめは、朝にラジオを聴くこと。しゃれたジャズやカフェミュージックよりも、人の話し声が聞こえるラジオがおすすめです。なぜなら、人の声を聞きながらスマホで文字を追うのはマルチタスクになり、気が散ってしまうから。しかも、耳は音を聞いていて忙しいのに、身体は手持ち無沙汰になるので、だんだん「何かやりたいな」という気持ちが芽生え始めます。そこで、「そうだ、あれをしてみよう!」「外に出てみよう!」という発想に至る状況ができあがるので、自ずと行動したくなる可能性があるのです。

過去の楽しかったことを思い出す

中には、「休日の朝早くに起きても、やりたいことなんてない…」という人もいるでしょう。そういう人は、過去にやったことがあって、楽しいと感じたことを思い出す時間を作ってみてください。

昔にハマった趣味を再開してもいいし、部活動やクラブ活動で楽しかった経験があれば、それにまたチャレンジしてみるのもいいでしょう。昔はイヤイヤながらやっていたことでも、自主的にやるとなると気楽に取り組めるもの。新鮮な気持ちで楽しめるようになるかもしれません。朝早くに起きたら、「今日やりたいこと」や「過去にハマったもの」などを書き出す時間を設けてもいいかもしれません。

アクティブな過ごし方

ここでは、外に出てアクティブに休日を過ごすアイディアを紹介します。

運動・体力づくりをする

「せっかくたくさん時間があるなら身体づくりをしたい」と考えている人は、ランニング・ウォーキング・筋トレ・登山・ボルタリングといった運動系の習慣を取り入れてみましょう。汗をかくことでリフレッシュでき、いい気分転換になります。また、体力をつけることでポジティブな気持ちになりやすいなど、メンタルヘルスの面でも運動は重要です。

ランニングや筋トレはストイックに自分を高めたいという人に向いています。登山やボルダリングは楽しみながら運動不足を解消したいという人に、ウォーキングは日常生活の延長として運動を取り入れたいという人にぴったりです。

おいしい飲食店探しをする

「食べるのが大好き!」という人であれば、それを休日の過ごし方にしてもいいかもしれません。お店の星評価を簡単に見られるようになった今でも、穴場スポットという概念がなくなったわけではありません。それに、美味しくて、雰囲気が良くて、価格帯もちょうどいいお店を探すのはなかなか難しいもの。でも、実際に自分が行ったことのあるお店で「ここはすごくいい!」と思ったお店であれば、自信をもって紹介できますし、きっと相手にも楽しんでもらえるはずです。また、たくさんのお店を知っていれば、相手の好みに合わせてお店を選ぶこともできます。美味しいお店を開拓していくことを趣味にすれば、デートコースを決めるときや、仕事で上司や取引先を接待するというときにも役立つでしょう。

旅行をしてみる

休日の過ごし方を聞かれた時にも「旅行」は抵抗が少なく、自慢できる過ごし方の1つです。それだけではなく、国内であれ国外であれ、旅行にはさまざまな能力が求められます。予算に併せて宿や訪れる場所をピックアップする計画力もそうですし、旅行先で最大限楽しむためには、現地で「これをやってみたい!」という自主性と行動力も必要です。また、旅行先では予想外なことがつきもの。その時に、交渉力や問題解決能力を発揮しなくてはいけません。充実した休日を送りたい、という気持ちでも、実際にその土地を訪れることで見識を深めることができます。

インドアな過ごし方

ここでは、家の中で重室した時間を過ごすためのアイディアを紹介します。

映画鑑賞をする

自宅で手軽にできる趣味で、新しい価値観を開拓できる趣味が「映画鑑賞」です。週に1本見るようになれば、ほとんどの人よりも多く映画を見ていることになるので、立派な趣味といえるでしょう。映画はデートコースとしても定番ですし、「一緒に映画を観ない?」と言って女性を誘う口実としても使えます。無難な過ごし方だと思われるかもしれませんが、さまざまな映画作品に触れることで他人を思いやる気持ちが生まれたり、自分の価値観を確固たるものにしたりと、向き合い方によっては自分磨きにも繋がる奥の深い趣味でもあります。

資格の勉強にチャレンジする

スキルアップを目指すときの一つの目標として「資格」があります。受験勉強から解放された途端に勉強の楽しさに気付き、「新しいことを学んでみたい」という欲が湧いてきたという人にはおすすめです。休日に試験勉強に打ち込むことで、学びを得たという充実感を覚えるでしょう。簿記、宅建、ファイナンシャルプランナーなど、学校では教えてくれないけれど、仕事や生活に必要なスキルを身に付けることもできます。興味のある業界があれば、その業界ならではの資格を目指してみるのもいいかもしれません。参考書・問題種や受験をするときにお金はかかるものの、外で遊び歩くよりもずっと安く済むうえ、就職・転職に有利に働く可能性があるという点が魅力です。

料理を作ってみる

人が生きるうえで欠かせないのは「食事」。料理は、人間が生きるために必要なスキルであると同時に、節約や健康にも貢献する一石二鳥な過ごし方です。

平日には疲れて帰ってきているので、とても料理をしようなどという気持ちにはならないかもしれません。でも、休日であれば話は変わってきます。たっぷり時間のある休日であれば、仕込みに時間のかかる料理も、煮込み料理も、オーブンを使ってじっくりと炙っていく料理も、手を付けるだけの体力的余裕と時間があります。また、休日にお弁当に入れるご飯を作っておけば、平日のランチ代を節約できるというメリットも。

料理にはそれなりの知識と経験が必要なので、まずは買ってきた材料を皿の上に載せるとか、スーパーの総菜を組み合わせるといったところからスタートしてみたり、みそ汁やカレーといった比較的かんたんな料理から始めてみましょう。料理に慣れてきたら、「これを作ってみたい」「これを食べてみたい」という欲求が出てきて、料理の楽しさにのめり込めるでしょう。

自分が楽しいと思える有意義な休日を過ごそう!

他人の休日の過ごし方を見ていると、うらやましいと思うこともあるでしょう。しかし、休日の過ごし方を他人と比べても意味はありません。人によって理想の休日の過ごし方は違うのだから、「あの人と比べて、自分の休みはなんて退屈なんだ」などと思う理由はどこにもないのです。

それに、有意義な休日を過ごせなかったからと言って、自分を責める必要もあります。いつも予定を詰め込んでばかりいては疲れてしまいますし、たまにはダラダラした日を「予定」として組み込むのも、立派な休みの使い方です。それに、最初から何もかもが思い通りに行くわけではありません。これまでほとんど有意義な休日を過ごしたことなど無かったことを考えると、ときどき新しいことにチャレンジしようとするだけでも上出来です。

やりたかったことがあったけど、結局だらだらと過ごしてしまったことで、自分を責めたくなることもあるでしょう。確かに「もっとこうすればよかった」と反省するのはいいことですが、それ以上に自分を責め続ける必要性はありません。次にどう活かすかを考え終わったら、前向きに捉え直すことを忘れないでください。

「たくさん寝たから体力を回復できた」とか「何もしなかったから心が休まった」とか、いずれ新しいことにチャレンジするための活力を蓄えたんだと切り替えてみましょう。

こうやって試行錯誤していけば、他でもない自分にとって有意義な休日を過ごせるようになるでしょう。ぜひ自分に合った過ごし方を模索してみてください。