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眼精疲労に気をつけねば

眼精疲労ってどういう状態?

なんだか最近目がかすみやすい、テレビを見ていてもぼやける・・というとき、それは眼精疲労かもしれません。
眼精疲労は目に充血などが起こり、視界がかすんだり、ぼやけたり、人によってはまぶしさを感じることもあります。

視力が落ちたわけでもなく、十分に休息をとっても目の症状が良くならない場合は、眼精疲労の可能性も出てきます。
疲れ目なのかな・・と侮っていると体にも影響することがあるので、休息しても目の疲労が取れない時には眼科を受診しましょう。

眼精疲労はこんな症状がおこる

眼精疲労は疲れ目と同じような症状なので見逃してしまう人が多いです。
ただひどくなると全身にも症状が現れることがあるため、どんな症状がおこるのか理解しておくといいでしょう。

症状として一番多いのは、目がしょぼしょぼするや重いや目の奥が痛むといった症状です。
このほかにかすむやぼやけるなどのいかにも疲れている時に出る症状と、視点を急に動かしたときピントが合わないや充血や乾燥やまぶしいなどの眼を動かしたときに感じる症状もあります。

体に出てくる症状としては、首や肩の痛みや頭痛や倦怠感などの身体の症状や、めまいやふらつきなどの立っているだけで起こる症状もあり、これらがひどくなって吐き気を催す人もいます。
毎日しっかり眠っても目の疲れがとれないという方は、眼科の受診を考えましょう。

眼精疲労の原因はいったい何?

眼精疲労の原因は、基本的に目の疲れが原因とされていますが、コンタクトが原因となっている場合もありますし、ストレスが影響していることもあります。
目の病気では、目の表面の涙が少なくなる、また成分バランスが変化することで目の表面が乾き傷がつきやすくなってしまうドライアイ、網膜に像を結ぶレンズの役割を持っている水晶体が加齢などの原因によって濁ってしまう白内障も原因のひとつです。
眼圧の病気である緑内障や加齢やコンタクトの使い過ぎで腱膜が緩む眼瞼下垂、さらに屈折異常や老眼なども原因となります。

体の病気としては、インフルエンザや風邪といった一時的な症状も関係しており、生活習慣病となると高血圧や糖尿病といった慢性疾患が挙げられます。
さらに更年期障害によって頭痛や目の奥の痛みが発生して、眼精疲労の原因になることもあります。
眼鏡やコンタクトレンズをしている方は近視が進んだり、老眼が進んだり・・といった見え方の変化によって、眼鏡やコンタクトレンズの度が合わなくなり眼精疲労となっていたというケースもあります。

パソコンやスマホなどを見ている時間が長くなること絵で、ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル症候群という症状を引き起こし、これによって眼精疲労になる方もいます。
またずっとエアコンからの風を受けてドライアイになってしまうなど、生活環境が大きく関係することもありますし、対人関係などでストレスを感じ、ストレスが原因となる眼精疲労も増えているのです。

眼精疲労に負けないために対策を練ろう

眼精疲労にならないために、またなってしまったら生活環境を改善することを考えましょう。
睡眠時間をしっかりとり、食事などもバランスよくとるようにし、規則正しい生活を送ります。
できる限りスマホを見ないように心がけたことで、眼の状態がかなり良くなった方もいます。

生活環境を変えることに加えて、病気がないか?疑ってみることも重要です。
まれにかなり深刻な病気を持っていることで、いつの間にか眼精疲労の症状が出ていたというケースもあります。
病気が治ったら眼精疲労もまったくなくなったというケースもあるため、原因がほかの病気にあるのか、確認することが重要です。